髪のケアって、おろそかにしがちですよね。
ヘアケアの基本は、ブラッシングです。
今回はブラッシングの「3つのNG!」と「7つのメリット」を中心にお話します。
髪に艶はありますか?
髪の艶は本来、誰にも備わっているものです。
仮に、今は髪がパサついていたり、カラーリングしていたり、白髪などで艶が失われていたとしても、ブラッシングによって艶を引きだすことはできます。
美しい髪って、やっぱり艶があります。
「緑の黒髪」
この言葉、聞いたことってあります?
ちなみに「緑」は色のことを言っているわけではありません。
「緑の黒髪」とは、つやつやとした美しい黒髪のことで、女性の髪をほめるときにたとえることがあります。
今は、髪を毎日洗う方も多いと思いますが、1970年代ごろまでは、毎日髪を洗う習慣はなかったのです。
えっ!だったら髪と頭皮のケアはどうしてたの?
そう思っちゃうかもしれないですよね。
当時は、朝晩ブラッシングをすることで、髪と頭皮のケアをしていたのです。
今は、毎日髪を洗う習慣はできましたが、ブラッシングの習慣はすたれてしまいました。
また、「エアリーヘア」のふわりとしたフォルムを崩さないように、ブラシは使わない…といった女性を多いのではないでしょうか。
ブラッシングは艶髪のために手軽にできることです。
ブラシをスタイリングやまとめ髪のときの単なる道具として終わらせないで、1日数回のブラッシング習慣をおすすめします。
ブラッシングの3つのNG!と7つのメリットとは
ブラッシングは毎日の習慣として取り入れたいことですが、間違った方法だと逆効果になりかねません。
間違った方法、3つのNG!
3つのNG!とは、
- からまりを無理やりとるブラッシング
- 毛先だけをブラッシングして終わり
- 濡れた髪のままブラシを通す
になります。
(1)の無理やりからまりをとろうとすると、力任せに無理やりひっぱりながらのブラッシングになってしまいがちです。
これだと、抜け毛や切れ毛を引き起こしてしまいますので、NGです。
(2)の毛先だけで終わりの場合、確かに毛先のキューティクルは整いますので、毛先はきれいにまとまりますよね。
ですが、根元からブラシを通すほうが、艶のもととなる皮脂を全体に行きわたらせることができるので、髪全体のキューティクルも整い艶が生まれます。
(3)の濡れた髪は、キューティクルが開いています。
キューティクルが開いていると、外部からの刺激を受けやすい状態です。
なので、髪を乾かしてからブラシを通しましょう。
どうしても濡れた髪でブラッシングをしたいときは、「目の粗いコームでやさしく」を忘れないようしたいですね。
キューティクルって何?
キューティクルは、髪の中の水分や栄養分が外に出ていかないよう、バリアの役割をしているのです。
お肌でいう皮脂膜のようなもので、髪の毛の表面にあります。
魚のうろこのように重なり合っている拡大写真をCMとかで見たこともありますよね。
キューティクルは開いたり閉じたりします。
髪がパサついてしまうのは、キューティクルが開きっぱなしになっていて水分や栄養分が出ていってしまうからなのですね。
反対に、キューティクルが閉じてうろこが一定方向に向いていると、髪の成分も保護され、見た目も艶が出てきます。
ブラッシングによる7つのメリット
ブラッシングの効能をまとめてみました。
- 毛穴につまった皮脂を浮かす
- 頭皮の古い角質を浮かせ、汚れを落とす
- 髪についたほこりや花粉をはらう
- 髪のキューティクルを整えるので艶が出る
- 髪の毛のからまりをとる
- 頭皮のマッサージになる
- 血行が促進されることで抜け毛の防止になる
こうしてみると、ブラシ1本でマルチな働きですね。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、ブラッシングの「3つのNG!」と「7つのメリット」を中心にご紹介しました。
美しい艶髪への第一歩として1日数回のブラッシング習慣をおすすめします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。